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Netflix 入ってみました

愛の不時着ってドラマが面白いらしいと姉から聞いて、試しに検索してみたんですよ。
そしたらどうやら Netflix 限定ドラマらしく、姉から聞いたあらすじはこんな感じ。

韓国の女社長がスカイダイビング中の事故で北朝鮮に飛んでいってしまう。
そこで出会った兵士に助けられて、なんやかんやあって恋愛に発展する。

なにこのあらすじ。
もうこの1行目で観るでしょ。
Netflix といえばストレンジャーシングスとか話題のアメリカドラマ (しかもオリジナル番組) が多いやつじゃん?そこで韓流やってるのが意外!しかも韓国の女社長が北朝鮮に不時着して恋愛ってwまさに有料で観る価値がありそう!

というわけでお試し契約してみました。

今のところ3本観たのでレビュー。

 


愛の不時着★★★★★ 90点

これはね、本当に良かったです。

まずもう設定からしてありえない話だし、さらに主人公が国境線を走って逃げてた時も北朝鮮の軍人が全員サボってたから見つからなかったとか、ありえない展開だらけ。
でもね、それが呆れてしまうありえなさじゃなくて。
たとえば軍人のサボり方も、1人はチェ・ジウが大好きで隠れて韓流ドラマを観てたから。1人は入隊して半年の新人で母親からの手紙を読んで泣いてたから。そんな感じで舞台が北朝鮮って設定なのにコメディ要素が強くて次は何が起こるんだ?と気になる内容でした。

 

北朝鮮での生活はギャップがすごくて面白いし、使われてる隠語もトリビアっぽく「へえ~」となります。
主人公を助けてくれる軍人たちも実直な中隊長・イケメン・屁理屈屋・韓流好き・新人とそれぞれのキャラが立っていて、しかも彼らのおかげでピンチを切り抜けられたりキャラごとに見せ場があって「脇役!ハイ終わり!」的な扱いじゃないのも良いです。うまく効いてます。

 

前半は主人公の女社長が北朝鮮からあらゆる手段で逃げ出そうとする話で、
これが本当に難しくて将校クラスの軍人が味方なのに出れないんですよね。
さらに韓国ドラマのお家芸である金持ちの跡取り騒動も重なって、主人公の兄弟達は主人公が北朝鮮から帰ってこないように裏工作してくるからますます大変に。

後半になってようやく韓国に帰れるんだけど、なんやかんやあって北朝鮮の軍人たちが主人公のボディガードをする展開になります。

 

そしたら、前半は主人公が北朝鮮の生活に「マジかこれ・・・」と驚いてたものが
後半に北朝鮮の軍人たちが韓国を見て「マジかこれ・・・」と驚くのも良かったですね。

前述の屁理屈屋が「南朝鮮のやつら、俺たちが来たから見栄を張って車を多めに走らせてるな」と推理して、仲間の軍人達もうなずいてるとか。
彼らの服装もどこのド田舎から来たの?って服で、怪しまれないために急いで服屋に入るんだけど物価が高過ぎてビビって買えないとか。

 

そんな感じでシリアスな展開でもちゃんとコメディしてて楽しく観れました。
続きが気になるからイッキに観ちゃって、16話を2日で観終わりました。

カルチャーギャップって、行くのと来るのとで2回美味しいからテーマとしてはかなり面白いですよね。
クロコダイルダンディーとかね。

 


梨泰院クラス 20点

出た!僕がニガテな復讐モノ!

 

大都市ソウルの中でもひと際ホットな街で、小さな飲み屋を開店させた前科者の青年とその仲間たち。成功をつかむため、大物相手に無謀ともいえる戦いを仕掛ける。

 

この説明読んで、誰が全編ドロドロの復讐モノだと思う!?
池袋ウエストゲートパークみたいな青春モノかと思うじゃない!?
完全にだまされましたわ。

1話観ちゃったから最後まで観たけども。
やっぱり復讐モノは好きじゃあないという結論に。

 

基本的に勧善懲悪の話は大好きなんですよ。
暴れん坊将軍とかタランティーノ作品とかね。
ドラマだと中国の後宮でのし上がっていくストーリーも好きです。
でもね、韓国ドラマの復讐モノだけは好きじゃあない。

 

なぜなのかをちょっと考えてみたんですが、、、

韓国の復讐ドラマって、敵は財閥のトップで警察も自由に動かせるほどの権力者。
それと戦う主人公は何も持たない青年か若い女性。
後々実は財閥の関係者だったとかで正当な戦う理由が出てくるけど、基本的に弱くて最終話の逆転タイムまでやられっぱなし。

つまり、敵がとにかく強過ぎる。

敵が強いのは倒す楽しみになると言う人もいるでしょうが、16話中15話まで敵が笑ってるというのは苦行です。
しかも敵のやり口が結構えげつないんですよね。

梨泰院クラスの話だと、
転校先でいじめが行われててそれを注意したら殴られたので殴り返す主人公。
実はいじめ犯は大企業の社長の息子で、主人公は退学に。親父も会社をクビになる。
退学になっちゃったけど父さんと頑張るわって矢先に、いじめ犯がわき見運転で主人公の親父をひき殺す。
警察は犯人を隠ぺいして別の人間を犯人に。しかも「犯人は謝ってるから許してやれ」と隠ぺいに必死。
実はいじめ犯のアイツが真犯人だと知り殴りに行くと、警察が来て主人公は刑務所行き。

 

これ無理じゃね?

って普通に思っちゃいます。

この状態で観続けるストレスと言ったらもう。

 

あと敵の最後も気になるんですよねえ。

頑張って敵を倒しました。さあ、どうする?
ってここがスッキリしないと勧善懲悪として納得できないんですが。

タランティーノ作品:普通に撃ち殺す。もしくは殴り殺す。とにかく殺す。

暴れん坊将軍:お庭番が成敗。めでたしめでたしと思いをはせる今日の吉宗であった。

中国後宮もの:敵は毒を飲んで自殺。もしくは皇帝が敵の役職を剥奪して追放する。つまり社会的にも実際にもほぼ死刑。

韓国ドラマ:敵が謝罪。

 

えええ!?

期待してたものと違う・・・。
でも韓国ドラマの復讐モノって大抵こうなるでしょ。

日本のサスペンスドラマを見習ってほしい・・・。
敵さんは最後のシーンで崖の上に行ってよ・・・。
お前が死ぬところを観るために今まで我慢してきたんだよ?

やった!死んだ!バンザーイ!ってやりたいじゃん。

 

デス・プルーフの最後のシーン。
これが復讐モノや勧善懲悪モノの最高の終わり方だと思うんですけど!
手を叩いて大爆笑したいんですけど!

 


アルハンブラ宮殿の思い出★★ 35点

Netflix 公式の Youtube 予告編が無い・・・。

1話のあらすじとしては、、
主人公はスペインに出張中のIT会社社長。
ARゲームの売り込みの電話がかかってきて、サンプルを見る限りかなり品質が良さそうなので契約しにグラナダまで向かう。しかし開発者は現れず、ライバル会社の社長もそのゲームを狙っていることが分かり・・・。

という感じ。
最初の1話は作りが丁寧だしスペインの景色もきれいだし、これから何が起こるんだと期待が膨らむ展開。主人公とヒロインの出会いもドタバタラブコメ的でめっちゃくちゃ面白いです。
3話の一番最後で話が急展開して「おいちょっと待てよ!」と一気に引き込まれます。
その後も前半10話くらいまではけっこうハラハラしながら観れます。

でも11話以降がめっっっっっっっっっちゃ間延びしてて、さらに終盤には韓国ドラマお得意の “金持ちのお家騒動” が始まってしまいかなりひどい内容に。
ゲーム内で死んだら現実世界でも死ぬっていうのはよくある設定なので、「ありがちだな」って言われないために韓国ドラマっぽさを無理矢理に演出したのかなと感じました。
終盤の元奥さんが絡む話は完全に蛇足だし、そもそもバツ2の設定も要らない。
元奥さんなんか全16話中、13話か14話あたりまで出番ないですからね。

ゲームのシーンも、前半はクエスト攻略とかARを利用したゲーム世界とか楽しかったけど中盤以降はレベル上げがメイン。謎解きも大したことないし、新しいアイデアが何も出てこないのが残念。

こんな顔で観てました・・・。

あと、このドラマは倒置法の展開がかなり多くて疲れました。
毎回エピソードのはじめから15分くらいは時系列がバラバラなんです。
普通に “これまでのあらすじは” って始め方で良いと思うんですが、監督のこだわりなんでしょうか。

ということで、後半に行くにつれて評価が下がるドラマでした。
前半は80点。後半は10点。
たぶん内容を切り詰めて9話くらいで終わらせれば良いドラマになったと思います。

 

 

 

 

 

ネタバレ

たぶん疑問に思ってる人多いと思われるラストの解釈。

最終話で主人公がバグとして消されるのはたぶん
「決闘で死んだら現実でも死ぬ」じゃなくて「ゲーム内で死んだら現実でも死ぬ」のがあのゲーム最大のバグなんだと思う。
シティーハンターや教授は誰とも決闘してないのに死んだし。

そう考えると、主人公は一番最初の石像戦で既に死んでる。
なのに生きてるから全部のバグを消すって段階になって、「あれ?主人公、お前も死んでるはずやで?」っていうことで消されたんじゃあないかな。

でもそれを言うと “決闘後のゴーストに斬られた時だけ痛みが本物だ” ってシーンはどうなんだって話になっちゃうんですけどね。

 

さいごに

最後の最後まで頑張って観たのに
「結末はみなさんの想像におまかせします」エンディングはどうかと思いましたね。

高校教師かよ!

速く半年終われ!

ワイルド・スピードの新作が公開されるってさ!

予告編観た感じ、カーアクションも格闘も今までのヤバさをさらに超えてきそうな感じでマジでヤバ過ぎる!

 

5月29日(金)が待ち遠しい!!!!

 

 

うちの親や弟はカーアクション映画というだけでバカにして

「カーアクションは面白くない」

とか平気で言うんだけど、ハッキリ言ってそれ古すぎるからね。

 

大昔のカーアクションはたしかに面白くないのが多い。

1.シーンごとにこま切れにされた映像をつなぎ合わせてて何が起きてるのか分かりづらい
2.車の爆破シーンを何度もリプレイされるのは苦痛
3.さっさと終わらないかなあ

だいたいこんな感じだと思う。

これは僕も感じてた。
でも、カーアクションの歴史は
“ワイルド・スピード (2001)”“ボーン・アイデンティティー (2002)” が出てきてから大きく変わったからね。
特にボーン・アイデンティティーはかなりのターニングポイントになった映画。
あれ以降の映画ではカーチェイスの質が明らかに違うし、そこからどんどん進化していってる。ワイスピなんかは良い意味で間違った方向に大きく進化してる。

1.
何が起きてるのか分かりづらいなんてマジで古い。
客が見たいものはちゃんと見せてくれる。

2.
ワイスピほどの超大作になると予算アホほど使えるからね。
車の爆破シーン?それだけで良いの?もっとすごい乗り物も壊すし壊し方もいろいろあるけど?

3.
スパイが敵から逃げるために大群とカーチェイスしてる。とかだとたしかにダルイんだよね。映画の目的地はここじゃないからってのが分かってるからさ。それに生まれついてのライバルとかじゃなくザコの大群でしょ?主人公が無事に通り過ぎるの分かってるし。
でもワイスピはちゃんとカーアクションを目的地に設定してくれて、さあ!車に乗った!ここからが本番だぞ!って感じだからさ。

 

カーアクションが面白くないなんて、もう20年以上前の遅れたヤツってこった。
みんな、ワイスピをバカにされたらこのトーク使って良いからね。
オールドタイプどもを論破してやって!

スカイウォーカーの夜明け観てきた

今作は続三部作の最終章ということなんだけど、続三部作の終わりというだけじゃなく過去のEP1~6までのあらゆるシーンからの細かいオマージュが散りばめられてて、本当に STARWARS 9作品全ての集大成という見事な内容になっていてかなり楽しかった。

前作のレビューでも書いたけど、EP7 “フォースの覚醒” はマジで好きじゃないんだよね。
内容は一番人気のEP4 を追いかけてるだけだし旧三部作ファンに媚び過ぎてる。

今作でもオマージュはかなり多いんだけど、なんかEP7みたいな露骨に分かりやすいド有名シーンのオマージュばかりじゃなくて、ファンなら分かるだろ?程度の軽さで下手に媚びてないし、戻るべきところに戻っていくというか、パズルの欠けてたピースが次々と埋まっていく感じで見てて楽しかった。

ストーリーの方向性も今の時代がちゃんと反映されてるし、STARWARSの終わりとしてふさわしい素晴らしい内容だった。

 

楽しみ方としては、、、
例えば新三部作って、EP1のパンフレット読んでジェダイの教えを事前知識として持っておいて、その教えと設定のせいで苦悩するアナキンの青春時代を楽しむのが一番ベストだと思うんだ。

今作は、フォースについての解釈を自分なりに解き明かしていくつもりで観ると面白いと思う。

EP1~6までにジェダイが見せてくれた技術って、結局のところフォースは無限の可能性を秘めてるのに、これは良い技術だからジェダイのものだ。これは良くない技術だからシスのものだとか、過去のジェダイ達が勝手に決めて自分たちに都合良いように言ってるだけだと思うんだよね。
精神力が弱い人を操るとか、どう考えてもダークサイドだろって気がしない?
そういうところね。
今作はフォースを使ったいろんな技術が出てくるので、ぜひぜひ。

 


STAR WARS スカイウォーカーの夜明け★★★★★ 98点

ストーリーは、銀河皇帝でありシスの暗黒卿であるパルパティーンが復活した!
シスの信奉者たちによって復活したパルパティーンはファイナル・オーダーと呼ばれる軍勢を作り、自分に逆らうもの全てを倒して新しい帝国を作ろうとしている。
現在宇宙を支配しているカイロ・レンはパルパティーンと接触し、さらなる力を手に入れようとしている。
前作でズタボロにやられた反乱軍とレイたちは力を蓄えてはいるものの、カイロ・レンを止められるのか!?パルパティーンのファイナル・オーダーもスターデストロイヤーが何百機、下手すると何千機というレベルで存在する巨大すぎる敵だが、こんなの本当に倒せるのか!?

という感じ。

 

開始3分くらいでもう「え!?こんなチェイスありなの!?僕らは初めて見るけどエースパイロットはこんな技術を持ってたのか!さすがポー・ダメロン!!」ってシーンが始まって一気に引き込まれる。
カッコ良いバトルシーン、宇宙船でのチェイスシーンは健在で、特に膠着状態からの展開とかフォースの新しい技術とか、レイとカイロ・レンの結び付きとか本当に良くできてた。
カイロ・レンが相変わらずストーリーをはちゃめちゃにひっかき回してくれるので「マジ?どうすんのこれ?」という展開で、彼は本当に良い仕事したと思った。

今作の不満としてあげれば、まあ新三部作以外全部なんだけどライトセーバーの戦闘シーンが魅力なし。これはもうマジでいらん気がする。
新三部作のライトセーバーは良かったよね。EP1のダース・モール戦、EP2のジェダイが大量に出ていく合戦シーンにヨーダのドゥークー伯爵戦、EP3のアナキンがオビワンに怒りと不安と混乱をぶつけるシーン。どれもワクワク感とハラハラドキドキに満ちてたけど、今作はどれも超えれてない。
カイロ・レンとレイのライトセーバー戦はEP3のオマージュ的にあっちは真っ赤だったから今度は真っ青!みたいにしてあるけど、ただそれだけ。
EP3では「どうして僕を分かってくれないんだ!あなたが僕の一番の親友であり兄弟であり師匠であるのに!どうして!そんなにジェダイの教えを守る事が大切か!だから僕はダークサイドを選んだんだ!」というアナキンの心の声が聞こえてきて心が痛いシーンだった。今回のは「ライトセーバー戦入れないとSTARWARSじゃないから…」という製作者側の声が聞こえてくる感じ。
まあ、不満はそこだけかな。

ライトセーバー戦後、ダークサイドからの帰還シーンとか「ちょっと無理があるんちゃう?」って人はいるかも。
でもあれはあれで良かったと思うなあ。父子のストーリー好きだもんね。キリスト教圏の映画は。

 

軽いネタバレだけど、今作で一番好きなシーンはC-3POのメモリがリセットされるシーン。
あれ見た瞬間に「やった!R2-D2にメモリを入れてもらえればC-3POの全ての記憶が戻る!」と思ったね。
ドロイドファンなら覚えてるよね?
C-3POは持ち主が変わる度に何度かメモリをリセットされてるけど、R2-D2は一度もメモリをリセットされていない。消去されそうになった事はあったけどアナキンがそれを拒んできた。
だからR2-D2にメモリを入れてもらえば、EP1でアナキンがC-3POを作ってR2-D2と出会った時からの記憶が戻る。
あくまでR2-D2目線での記憶だろうけどね。
でもこれは感動した。マジで感動した。

チューバッカにハン・ソロのメダルが渡されるシーンも良かった。
ルークのヨーダとの修行を思い出すシーンも良かったし、ハイパードライブを酷使するシーンも良かった。

まあ、ネタバレになっちゃうので書けるのはこんな感じかな。
とにかく全体的に良かったので、みんな映画館に行くべし!
相当面白かったEP8よりさらに面白いよ!

 


今回のパンフレットはかなり良かった。
集大成という事もあり、読める部分が増えてる。
設定資料類もルーカス時代ほどではないけど、ディズニー以降では一番多い。

映画を観たならパンフレットも買うべし!

Once Upon a Time in Hollywood 観てきた

去年のハン・ソロ以降、全く映画館に行けてない・・・。
でもこれだけはと思い観てきたよ。

スターウォーズシリーズ、ワイルドスピードシリーズ、タランティーノ作品、ダグ・リーマン作品、デビット・フィンチャー作品は特別なので。って、特別多いな。
そういやワイスピのスピンオフまだ観てないや。

 


Once Upon a Time in Hollywood★★ 35点

今回は「シネマイレージカードを更新してください」とか表示されてネット予約ができず、前から2列目という首が痛い痛いとても痛い席になってしまったので評価が辛めかもしれない。

で、えーと、映画の話ね。
実際の事件をモチーフにしてタランティーノ流に if のストーリーに仕上げた作品。
ざっくり言うと、2人の主人公 (相当ヤバい人物) が被害者宅の隣にいて、もし殺人鬼がヤバいヤツの家に入っちゃったら?
っていう内容。
ラストの暴力シーンまでは基本ずっと主人公の人生を追いかけていって、最後にスカッとして終わり。いつも通りのタランティーノ作品だね。

評価が低いのは、首が痛い席でタランティーノ作品はきついって事と、暴力シーン後のスッキリ感が物足りなかった。
ヒッピーを見るだけでイラつく人にとってはスッキリ!なんだろうけど、ヒッピーっていうカルチャーがあったっていうくらいの認識の僕なんかはそこまで敵にムカつかなかったし、殺人事件のことも知らなかったからとにかく敵の印象が薄過ぎて・・・。
デスプルーフくらい印象が強くてムカつくヤツにしてほしかったかなぁ。
ジャンゴとかイングロリアス・バスターズも敵の印象が強くて良かったけど。

とにかく今回は敵が弱過ぎてダメ。

 

でもね、今回のはかなり新しいと思う。
なにが新しいかって話なんだけど・・・。

まず、タランティーノ作品はまあ悪くて強いやつが出てきてそれを倒してスッキリっていう勧善懲悪パターンをすごくすごくシンプルにした映画なのが特徴でしょ。
で、シンプルなのに2時間以上あって、しかも回りくどい話や意味のない会話シーンが多い。
それが魅力のひとつなんだけど、正直長いなコレって思う事はある。

その世界観に入り込めるとめちゃくちゃ楽しいよ。ジャンゴとかね。
でも入り込めないとマジで楽しめない。デスプルーフも後半はめちゃんこ楽しいけど前半は全然楽しくないし、正直キルビルも・・・。

で、
今回は1969年を描く事の方がメインになってない?ってくらいに1969年の世界観が詰め込まれてる。ハロルド作石のマンガくらいに細かいネタが散りばめられてる。

だからその時代に青春を謳歌した世代からすればもう映像が流れてるだけでウキウキワクワクの懐かしい楽しい映画なわけ。
実際、僕の周りに座ってたお客さんがだいたい70代くらいのジジババだらけだった。
それで彼らはひたすら続くダルイ会話シーンもいちいち笑いながら観てるし、ラジオやレコードが流れるシーンでは体を揺らしてリズムに乗ってるのが視界に入って来たりするわけ。
その時代を生きた人たちだからこそ本当に楽しめるんじゃないかと思った。
僕は35点付けたけど、70代の人たちはたぶん80点か90点付けるんじゃないかな?
そのくらい楽しそうに見てた。

というわけで新しいと感じた理由なんだけど、
今回の70代のジジババみたいな “観てるだけで楽しい層” に向けた作品が今後来るんじゃないかってこと。

シンプルなストーリーにして、世界観を描くことだけに注力した作品は、ターゲットからしたらたまらんでしょ。
実際に最近はハウトゥー漫画みたいなのも流行ってるし。
女子高生が罠猟をするとか、釣りをするとか、キャンプに行くとか。
最近多いじゃん?
映画やドラマでも世界的にこの流れが来ると思う。

 

それで僕ら30代に向けた if ストーリーを想像してみたんだけど

秋葉原連続殺傷事件のあの日、ソフマップ入口に、もしスティーブン・セガールがいたら犯人はどうなってたと思う?

いや、セガールはマズいだろ。犯人を一瞬で殺害して終わりだもんな。
じゃあもし、あの日、あの場所に佐竹雅昭がいたら?
とか?

それで映画の8割は佐竹の人生を追いかけてって、あの時代の音楽やオタク文化、ファッション、格闘技なんかを「うわっ懐かしい~」って感じで随所に散りばめてくれてる。それで最後の13分は佐竹がローキックで犯人を倒す!
想像しただけでめっちゃ楽しいやん!

 

・・・40代向けになっちゃうかな?

まあ、とにかくそんな感じ。
世界観を描く方が中心の作品。
これから来ると思うよ!

 

 

あ、そうそう。
タランティーノおなじみの

「タマに別れをいいな!」

のセリフは無かったよ。
シーンはあったけど。

 

おわり

ハン・ソロ観てきた

最近忙しくて趣味に時間を使うヒマがないんだけど、これだけはと思い観てきた。

今作、評価は分かれると思う。
たぶん悪い評価のほうが高いかもしれない。
原作破壊という意味ではドラゴンボールエボリューションに近いものがあった。

ただエイリアンや宇宙旅行が好きなスターウォーズファンは観る価値あり。
ドラゴンボールエボリューションも個人的には好きだしね。

レビューするよ。

 


ハン・ソロ★★★★ 63点

若き日のハン・ソロがどうやってもといた惑星から外に出るに至ったか。
その後チューバッカと出会い、ミレニアム・ファルコン号をランド・カルリジアンからサバックで巻き上げるまでの話。

 

まず、これはダメ。
評価としてはダメ作品。

なにがダメかってのは、ハン・ソロに全く魅力がないこと。
若き日のハン・ソロの人生の中のハイライトがこれ?もっと他のイベントがあったんじゃないの?っていう感も否めない。

主人公とストーリーだけで考えると20点くらい。
ただしこれは若き日のハン・ソロの映画だから、これから成長するんだろうという目で見れば全く問題ない。あと、ハリソン・フォードのイメージを完全に無視して観ればなんの問題もない。

そして、スターウォーズのだいご味、いろんな惑星やドロイドやエイリアンが出てきて活躍する。これが良い。

 

悪い点は他のレビュアーや今作観た人がいくらでも言うだろうから、良かった点を、ただ思いつくままに書くよ。

個人的に、あくまで個人的にね。

 


僕がスターウォーズのなかで一番好きなセリフは

EP2:クローン戦争で、ジオノーシスのドロイド工場に迷い込んだ C-3PO の

 

「機械が機械を作るなんて!道に反してる!」

 

っていうセリフ。
“人間じゃないやつの方が人間らしい” っていうネタも、ここまでベクトルが真逆に向いたぶっとび発言になるとすごく楽しい。

で、今作ではランドのドロイド L3-37 が「ランドが私を一方的に好きで困ってる」とか女子トークしてたり「機械の人権を守れ!」とか騒ぎまくってるのがあって楽しかった。
工場で作られたドロイドは自由とか権利とかの意識が薄いんだよね。
C-3PO みたいに人間に手作りされたドロイドや R2-D2 みたいに愛情をもって接してもらったドロイドは強い。だから L3-37 もランドが手作りしてあげたか、愛情持って接してあげてるんだろうなぁとか考えながら観てた。

奴隷を解放するシーンも、ドロイドはドロイドしか助けないし、チューバッカは仕事を捨ててでも同じ種族のウーキーを助ける。でもハン・ソロはドロイド救出もウーキー救出も手伝わない。
ハン・ソロが奴隷解放を手伝わなかったのは仕事優先もあるけど、同じ種族じゃないから興味が薄いんだろうなあとか。
こういう、短いシーンだけど細かい部分の設定が活きてて、スターウォーズ内のリアルが感じられるシーンが多かったのも良かった。

それに航行中の船の中でのシーンが長めなのも良かった。
前半、ベケットのチームがヒューマノイドとドロイドの混成チームじゃなく、エイリアンとヒューマノイドの混成チームなのも良かった。
クラウド・ライダーズもエイリアン多めのチームだったし、エイリアンが活躍してると嬉しい。

そういや思ったのが、昔ってエイリアンもヒューマノイドも混ざって生活してたけど
続三部作以降はエイリアンは底辺層ばかりで、金持ち層はヒューマノイドばっかりだよね。

 

まあそんな感じで、走り書きレビューだけど、

ドロイドやエイリアンや宇宙旅行が好きな人、
チューバッカが好きな人、
シリーズだから仕方なく観てる人、
ドラゴンボールエボリューションの再来を観たい人、

みんな、週末は映画館へGO!!GO!!

 

今回のパンフレットはCMが少なくて良かった。
設定の詳細がほとんどなくインタビュー写真集なのは相変わらずだけど。
あとパンフレットを通常版と限定版に分けるのもやめてほしいけど。