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Once Upon a Time in Hollywood 観てきた

去年のハン・ソロ以降、全く映画館に行けてない・・・。
でもこれだけはと思い観てきたよ。

スターウォーズシリーズ、ワイルドスピードシリーズ、タランティーノ作品、ダグ・リーマン作品、デビット・フィンチャー作品は特別なので。って、特別多いな。
そういやワイスピのスピンオフまだ観てないや。

 


Once Upon a Time in Hollywood★★ 35点

今回は「シネマイレージカードを更新してください」とか表示されてネット予約ができず、前から2列目という首が痛い痛いとても痛い席になってしまったので評価が辛めかもしれない。

で、えーと、映画の話ね。
実際の事件をモチーフにしてタランティーノ流に if のストーリーに仕上げた作品。
ざっくり言うと、2人の主人公 (相当ヤバい人物) が被害者宅の隣にいて、もし殺人鬼がヤバいヤツの家に入っちゃったら?
っていう内容。
ラストの暴力シーンまでは基本ずっと主人公の人生を追いかけていって、最後にスカッとして終わり。いつも通りのタランティーノ作品だね。

評価が低いのは、首が痛い席でタランティーノ作品はきついって事と、暴力シーン後のスッキリ感が物足りなかった。
ヒッピーを見るだけでイラつく人にとってはスッキリ!なんだろうけど、ヒッピーっていうカルチャーがあったっていうくらいの認識の僕なんかはそこまで敵にムカつかなかったし、殺人事件のことも知らなかったからとにかく敵の印象が薄過ぎて・・・。
デスプルーフくらい印象が強くてムカつくヤツにしてほしかったかなぁ。
ジャンゴとかイングロリアス・バスターズも敵の印象が強くて良かったけど。

とにかく今回は敵が弱過ぎてダメ。

 

でもね、今回のはかなり新しいと思う。
なにが新しいかって話なんだけど・・・。

まず、タランティーノ作品はまあ悪くて強いやつが出てきてそれを倒してスッキリっていう勧善懲悪パターンをすごくすごくシンプルにした映画なのが特徴でしょ。
で、シンプルなのに2時間以上あって、しかも回りくどい話や意味のない会話シーンが多い。
それが魅力のひとつなんだけど、正直長いなコレって思う事はある。

その世界観に入り込めるとめちゃくちゃ楽しいよ。ジャンゴとかね。
でも入り込めないとマジで楽しめない。デスプルーフも後半はめちゃんこ楽しいけど前半は全然楽しくないし、正直キルビルも・・・。

で、
今回は1969年を描く事の方がメインになってない?ってくらいに1969年の世界観が詰め込まれてる。ハロルド作石のマンガくらいに細かいネタが散りばめられてる。

だからその時代に青春を謳歌した世代からすればもう映像が流れてるだけでウキウキワクワクの懐かしい楽しい映画なわけ。
実際、僕の周りに座ってたお客さんがだいたい70代くらいのジジババだらけだった。
それで彼らはひたすら続くダルイ会話シーンもいちいち笑いながら観てるし、ラジオやレコードが流れるシーンでは体を揺らしてリズムに乗ってるのが視界に入って来たりするわけ。
その時代を生きた人たちだからこそ本当に楽しめるんじゃないかと思った。
僕は35点付けたけど、70代の人たちはたぶん80点か90点付けるんじゃないかな?
そのくらい楽しそうに見てた。

というわけで新しいと感じた理由なんだけど、
今回の70代のジジババみたいな “観てるだけで楽しい層” に向けた作品が今後来るんじゃないかってこと。

シンプルなストーリーにして、世界観を描くことだけに注力した作品は、ターゲットからしたらたまらんでしょ。
実際に最近はハウトゥー漫画みたいなのも流行ってるし。
女子高生が罠猟をするとか、釣りをするとか、キャンプに行くとか。
最近多いじゃん?
映画やドラマでも世界的にこの流れが来ると思う。

 

それで僕ら30代に向けた if ストーリーを想像してみたんだけど

秋葉原連続殺傷事件のあの日、ソフマップ入口に、もしスティーブン・セガールがいたら犯人はどうなってたと思う?

いや、セガールはマズいだろ。犯人を一瞬で殺害して終わりだもんな。
じゃあもし、あの日、あの場所に佐竹雅昭がいたら?
とか?

それで映画の8割は佐竹の人生を追いかけてって、あの時代の音楽やオタク文化、ファッション、格闘技なんかを「うわっ懐かしい~」って感じで随所に散りばめてくれてる。それで最後の13分は佐竹がローキックで犯人を倒す!
想像しただけでめっちゃ楽しいやん!

 

・・・40代向けになっちゃうかな?

まあ、とにかくそんな感じ。
世界観を描く方が中心の作品。
これから来ると思うよ!

 

 

あ、そうそう。
タランティーノおなじみの

「タマに別れをいいな!」

のセリフは無かったよ。
シーンはあったけど。

 

おわり

ハン・ソロ観てきた

最近忙しくて趣味に時間を使うヒマがないんだけど、これだけはと思い観てきた。

今作、評価は分かれると思う。
たぶん悪い評価のほうが高いかもしれない。
原作破壊という意味ではドラゴンボールエボリューションに近いものがあった。

ただエイリアンや宇宙旅行が好きなスターウォーズファンは観る価値あり。
ドラゴンボールエボリューションも個人的には好きだしね。

レビューするよ。

 


ハン・ソロ★★★★ 63点

若き日のハン・ソロがどうやってもといた惑星から外に出るに至ったか。
その後チューバッカと出会い、ミレニアム・ファルコン号をランド・カルリジアンからサバックで巻き上げるまでの話。

 

まず、これはダメ。
評価としてはダメ作品。

なにがダメかってのは、ハン・ソロに全く魅力がないこと。
若き日のハン・ソロの人生の中のハイライトがこれ?もっと他のイベントがあったんじゃないの?っていう感も否めない。

主人公とストーリーだけで考えると20点くらい。
ただしこれは若き日のハン・ソロの映画だから、これから成長するんだろうという目で見れば全く問題ない。あと、ハリソン・フォードのイメージを完全に無視して観ればなんの問題もない。

そして、スターウォーズのだいご味、いろんな惑星やドロイドやエイリアンが出てきて活躍する。これが良い。

 

悪い点は他のレビュアーや今作観た人がいくらでも言うだろうから、良かった点を、ただ思いつくままに書くよ。

個人的に、あくまで個人的にね。

 


僕がスターウォーズのなかで一番好きなセリフは

EP2:クローン戦争で、ジオノーシスのドロイド工場に迷い込んだ C-3PO の

 

「機械が機械を作るなんて!道に反してる!」

 

っていうセリフ。
“人間じゃないやつの方が人間らしい” っていうネタも、ここまでベクトルが真逆に向いたぶっとび発言になるとすごく楽しい。

で、今作ではランドのドロイド L3-37 が「ランドが私を一方的に好きで困ってる」とか女子トークしてたり「機械の人権を守れ!」とか騒ぎまくってるのがあって楽しかった。
工場で作られたドロイドは自由とか権利とかの意識が薄いんだよね。
C-3PO みたいに人間に手作りされたドロイドや R2-D2 みたいに愛情をもって接してもらったドロイドは強い。だから L3-37 もランドが手作りしてあげたか、愛情持って接してあげてるんだろうなぁとか考えながら観てた。

奴隷を解放するシーンも、ドロイドはドロイドしか助けないし、チューバッカは仕事を捨ててでも同じ種族のウーキーを助ける。でもハン・ソロはドロイド救出もウーキー救出も手伝わない。
ハン・ソロが奴隷解放を手伝わなかったのは仕事優先もあるけど、同じ種族じゃないから興味が薄いんだろうなあとか。
こういう、短いシーンだけど細かい部分の設定が活きてて、スターウォーズ内のリアルが感じられるシーンが多かったのも良かった。

それに航行中の船の中でのシーンが長めなのも良かった。
前半、ベケットのチームがヒューマノイドとドロイドの混成チームじゃなく、エイリアンとヒューマノイドの混成チームなのも良かった。
クラウド・ライダーズもエイリアン多めのチームだったし、エイリアンが活躍してると嬉しい。

そういや思ったのが、昔ってエイリアンもヒューマノイドも混ざって生活してたけど
続三部作以降はエイリアンは底辺層ばかりで、金持ち層はヒューマノイドばっかりだよね。

 

まあそんな感じで、走り書きレビューだけど、

ドロイドやエイリアンや宇宙旅行が好きな人、
チューバッカが好きな人、
シリーズだから仕方なく観てる人、
ドラゴンボールエボリューションの再来を観たい人、

みんな、週末は映画館へGO!!GO!!

 

今回のパンフレットはCMが少なくて良かった。
設定の詳細がほとんどなくインタビュー写真集なのは相変わらずだけど。
あとパンフレットを通常版と限定版に分けるのもやめてほしいけど。

夏の映画メモ

もう6月も半分終わっちゃったけど観たい映画メモ。
8月までのぶん。

 

6月

16日 ALONE
期待度 ★★★
ザ・ウォールを彷彿とさせる「砂漠で困ってる米兵モノ」
こういうシチュエーション第一の短編みたいな映画って意外に面白いのが隠れてるから侮れない。超大作やシリーズものも良いけどね。

29日 ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー
期待度 ★★★★
ハン・ソロの若き日の大冒険!
何も言う事はないでしょう!
ただ劇場に足を運ぶのみよ!

29日 ウィンチェスターハウス
期待度 ★★★
実話っていうのが怖いよね。幽遊白書でも仙水編で気持ち悪い屋敷が登場したじゃん。
「天井につながってる階段」とか意味のないものが怖くて仕方ない。
何を考えてその階段作ったんだろう?とか考えると気持ち悪くなる。

そういうのが山ほど出てきたらトラウマになりそう。

 

7月

7日 REVENGE/リベンジ
期待度 ★★★★★
これひどいwww
予告編観ただけで笑っちゃう。
レイプされて崖から突き落とされた女性主人公が男たちに復讐する話。女版チャールズ・ブロンソンというか、キル・ビルを単純明快にした感じ。
そう、タランティーノ監督に近いバイオレンス復讐ぶっ殺し映画なの。

復讐モノとしては妻や娘が殺されて復讐に行くって話はよくあるけど、女性主人公が復讐って話は珍しいじゃん。監督も女性だし、蜷川実花作品みたいに独特の色使いや画面構成で魅せてくれそう。そういう意味でも超期待。

 

8月

3日 ミッション:インポッシブル フォールアウト
期待度 
ま~た無敵のトム様かよ。何が起きても絶対死なないし心配いらないよ。
なんて言いつつも観に行っちゃう。不思議。

ひそかにトップガンも楽しみだったりする。不思議。

4日 詩季織々
期待度 ★★★★★
新海誠監督作品で知られるコミックス・ウェーブ・フィルムの最新作!
というフレコミで売り出されてるね。
そんなことより中国の若手監督たちが中国を舞台に作った短編集ってことで期待。中国の映画って言い回しやシーンの切り取り方が文学的だったり、フランス映画に近いしっとりした雰囲気なのが多い印象。
これもたぶん正統派中国映画のアニメ作品になってると思う。

今の中国人の30代~40代の人たちの子供時代って、実は日本の60代~70代の子供時代と同じような生活してたのよ。
うちらの親や、人によっては祖父母と同じ生活水準。
そういう意味でも興味深くてぜひ観てみたい作品。

10日 オーシャンズ8
期待度 ★★★★★
待ってました!女だらけのオーシャンズ!
ソダーバーグ監督じゃあないけど、これはこれで期待!
トレーラーでのサンドラ・ブロックのふてぶてしい感じがいかにもダニー・オーシャンの妹って雰囲気で素晴らしい!
アン・ハサウェイも出るし!リアーナも出るし!サラ・ポールソンも出るし!

忘れてた年始映画のレビュー

書くだけ書いてアップするの忘れてた。
年始映画のレビューね。

 


 

スリー・ビルボード★★★ 50点

ざっくり言うと、
7か月前に女性がレイプされて焼き殺されるという事件が起きたんだけど、警察はやる気がなく犯人をいつまでも逮捕できない。「どうせ犯人は州外のヤツだろ。無理無理」と、はなから犯人を捜そうともしない。そんなアホな警察に対して怒っている母親と、この事件の担当の巡査 (刑事じゃなく巡査レベル) の話。

テーマは、
疑心暗鬼に陥ると大切なものを失う。
こんな感じかな?

登場人物全員、犯人に対して怒るべきなのに母親は警察に。
尊敬する警察署長をバカにされた住民は母親に。
憎しみをぶつけあって足の引っ張り合いをしてる。

 

以下ネタバレあり感想。

 

犯人はあいつで間違いないはず。
根拠は署長の「よくやった。お手柄だ」という発言。
『お手柄だ。ただし、相手は軍人だから逮捕できない。諦めろ。』
でしょ。 (たしかそう言ってたよね)

事件当時は国内にいなかったって言ってるけど、アリバイの時間もおかしいし。9か月前帰国なら国内にいたんじゃん。
それにもし犯人じゃあないなら
『クビにしたあとまで警察ぶってもめ事を起こしやがって。しかも軍人相手に!』
という内容の会話になってたはず。

 

だから母親と一緒に殺しに行って問題ない (あるけど)
でもこの巡査、ドアホだから気付かないんだろうなぁ。

 


 

バーフバリ ~伝説誕生~★★★ 50点

個人的にインド映画は「きっと、うまくいく」でかなり評価が上がってた。
あのストーリー、構成力、インドが抱える社会問題をネタにしつつも説教臭くならず、あくまで楽しく、そしてなによりラストシーンの美しさ。観終わった後で観て良かったなあと思える映画。まさしく100点にふさわしい映画だった。
で、その「きっと、うまくいく」を超えてインド歴代1位の興行収入と聞けば黙っちゃいられない。何が何でも観に行かなきゃ。とは言っても、真冬に新宿まで行くのは寒いし遠い。柏のキネマ旬報シアターならバーフバリ1と2を連続で観れるみたいだけど、朝9時~と夜19時~は厳しい。

ということでブルーレイ購入。

ただ、、、これは、、、

あんまりかなあ・・・。

 

ロボットマッキーのようなインド映画独特のトンデモヒーローっぽくなりそうなんだけど、あそこまで爆発してないし、ストーリーも山場がなくストレスに耐えるのみになってる。唐突に過去シーンが始まり、そのまま終わるという「なんだこれ?」感も慣れなかった。

「枠にとらわれないインド映画らしいでしょ?」

と言われればそうなのかもしれないけど、後編観させる前提で作られてる映画は好きじゃない。シリーズものでも1作品ごとにきちんと完結してほしかった。
続編は、、、スカパーやamazonプライムに来たら観る。

ただし滝を登るシーンの映像やダンスシーンはすごくきれい。
インド映画は自然の美しさを撮らせたらダントツでうまい。本当にすごい。

 

 

こんな感じ。
早くレディ・プレイヤーワン観たい!
でも用事があって観に行けるのは日曜以降になりそう。

4月ファーストデイ

4月は奇跡の1日4本!
ここまでぴったりハマると気持ちが良いね!

なんでこんな苦行をしようと思ったのかは謎。
でも今回は作品のチョイスが良かったのかさほど疲れなかった。

 


 

ペンタゴン・ペーパーズ★★★★★ 80点

メリル・ストリープ演じるワシントン・ポストの女性社主が主人公。
彼女が相続した新聞社は経営難で資金調達が問題となっていた。まだ男尊女卑の根強い時代で、女性社主は他社や銀行、社内の幹部からもナメられていて資金調達も自分の意見を通す事もうまくできない。
そんな中トム・ハンクス演じる編集主幹が入手した、ベトナム戦争についての真実を記したマクナマラ文書 (ペンタゴン・ペーパーズ) の公開を巡ってゴタゴタがおきる。
自分に都合の悪い報道をする新聞社を潰そうとする政府。
会社を守るために報道しないよう勧める幹部と顧問弁護士。
報道の自由を守るために戦おうとする編集部の記者たち。

そんな中で彼女がとった行動は・・・?
という内容。

ペンタゴン・ペーパーズの話は実話なのでググれば全部書いてあるよね。
右傾化しつつあるこの時代に報道の自由や国民の知る権利を巡っての映画っていうのは、まあもう慣れたというかまたかって感じなんだけど、スピルバーグ監督の独特のバランス感覚で説教臭くないし「お前らメッセージ読み取れよ!」感もない。
題材は文書だけど女性社主の成長を主軸に置いてあるからなのかな。それでいて新聞を作ってる人たちの頑張りや国民に伝えようとする姿勢も伝わってくるし。かなり良かった。
観終わった後、新聞契約しようかと思っちゃうくらい良かった。
この映画、新聞各社はもっと宣伝した方が良いよ。新聞の売上は確実に伸びるはず。
特に日本人からすれば今はすごいタイミングがピッタリだし。

話変わるけど、今回トム・ハンクスの奥さん役だったサラ・ポールソンって不幸そうな女性役が似合うよね。レギュラーのアメリカンホラーストーリーでもずっとそんな感じじゃん。アメリカ版木村多江って感じ。

 


 

レッド・スパロー★★★★★ 90点

かなりエグい&エロいシーンが多い女スパイ映画。
チ〇コは普通に出てた。勃起してなければ出して良いのか!?

この映画のすごいのは、主人公がハニートラップを仕掛ける女スパイってこと。
ソルトアトミック・ブロンドも良かったけど、女性が男性の真似をしてるスパイ映画じゃなく、秘密道具やスーパーアクションが自慢のスパイ映画でもなく、女性の武器だけを使ってスパイしに行くっていうのが印象的。
ただこの映画は明るく「私が主人公よ!」って内容ではなく、かなりしっとりしたラブストーリーに仕上がってる。

祖国のためにハニートラップを仕掛けに行くんだけど主人公側も病気の母親のために仕方なく行くし、敵国のスパイがイケメン (ロシア人から見ればイケメンらしい) で、相手の気を引くためにやってる行動が作戦なのか恋心なのか分からない。祖国のスパイ幹部たちも敵国のスパイも分からない。だから結果が全て。失敗or裏切りなら即死刑。

そんな中で彼女は誰のために働いているのか。親のために祖国に残るのか。恋のために祖国を捨てるのか。みたいな事を感情移入しながら観てた。
女性特有の武器っていうと美しさや色気ばかりに目が行きがちだけど、実は心の強さや忍耐力もすごく強い武器だよね。そういうのも表現されててすごく良かった。
最後の電話のシーンはかなりグッときた。思い出しても涙が・・・。

読んだ事ないから知らんけど、ハーレクインに近い?
設定がっつり作りこんでて、男性中心の社会で翻弄される女性主人公が自分の生き方を模索して強く生きていく内容。
でも別に説教臭くは無いし、スパイものだけど難し過ぎないし、ちゃんと答え合わせもあるから難しいの苦手な人でも安心して観に行ける。大人の女性のための映画。
男性は彼女と一緒に行くなら良いけど一人で行くと飽きるかも。飽きるというか主人公があまりにも不遇すぎてとてもじゃないが見てられない。

原作は3部作らしい。ラストあの展開で続編作れるのかな。

 


 

トレイン・ミッション★★★★★ 80点

リーアム・ニーソン、、、また妻と子供を人質に取られたのか。
もう平成のチャールズ・ブロンソンの地位を確立しつつあるね。

10年間毎日使ってる通勤電車で突然女にゲームを持ちかけられ、金を受け取るとなんだか大変な事に巻き込まれたようで・・・。
という出だしで話が進んで行き、特徴としては全編通して疑心暗鬼とヒント探しに溢れててデビット・フィンチャー監督のゲームに近くて楽しい。
敵がどこから見てるかわからないのに確実に見張られてる不気味さと、毎度毎度先手を打ってくるあの感じね。
後半はアメリカお得意の正義感を振りかざしていくんだけど、まあリーアムだからいっかって感じ。電車脱線のシーンとか映画館の全方位スピーカーだからこその大迫力で楽しかった。

使ってるスマホが Lumia 930 だったのも良かった。
950かな?と思ったけど背面パネルの質感は間違いなく930だ。おじさん達に最新機種を持たせてないのがリアルで良いね。
ミッションインポッシブル:ローグ・ネイション007 スペクターでもスマホは Lumia 930 だったよね。
去年水没させるまでは僕も2年半くらい使ってたんだ。

 


 

トゥームレイダー ファースト・ミッション★★★★★ 80点

おなじみララ・クロフトの前日譚。

古代日本・邪馬台国をまじないによって支配した女王卑弥呼。
彼女は家臣の裏切りに合い生きたまま無人島へ幽閉された。
が呪いの力でまだ生きており、彼女には世界を滅ぼす力がある。

人類の支配を望む組織が卑弥呼の呪いの力を狙っており、それを止めるために卑弥呼の島へと渡ったララの父親。
7年後、もうずっと行方不明で、死んだと思われている父親を捜しに行く。

呪われた女王って、、、ザ・マミーを彷彿とさせる敵設定じゃない?
でもこちらはご都合主義で無敵の米兵は出てこないからご安心を。

ちゃんとトゥームレイダーしてる。
アクションというかアクションさせられるアレね。
パズルするんじゃなくパズルさせられるアレ。
あの焦り感とかヒント出されて答えを一緒に考える感じがよく出てた。
トゥームレイダーシリーズ好きはもちろん、インディ・ジョーンズシリーズとかグーニーズとか好きな人は間違いなく楽しめる作品。
北欧の監督ならではのアクションの肉感も好きだわ。

ララ役のアリシア・ビカンダーも、アンジーとは似てるけど違ったララを表現してる。
まだ未熟ながらも頑張るララって雰囲気ですごく良かった。

 

 

そんな感じ。
GWはレディ・プレイヤー ワンで決まりだよね。
新旧様々なコミック・アニメ・ゲーム・映画からキャラクターやメカ・ガジェット類が出演してて、オタクであればあるほど楽しめる。
トレイラーでは、日本の作品だと金田のバイク、春麗、ガンダムが確認できる。
パンフレットも買って読み込みたい作品だね。