「旅行」カテゴリーアーカイブ

今年の干支

せっかく猪年 (中国では豚年) なのでペッパピッグの話。

 

であいは、そう、前回の中国旅行。
電脳街のPCパーツ店を回っていた時…

電脳街の大抵のお店の店員構成って、
1.元気で強引な客引き
2.修理や組立をしてる職人
3.ゲームするか映画を観ながらご飯を食べてる人 (たぶん店長)
の3パターンになってまして。

で、
その遊んでる人のゲームは何のタイトルか、どんな映画を観ているか、これを覗いて流行を探るのが好きなんです。その時に見つけちゃったアニメがこちら。

やっべえ!なんだこいつらわ!
自然の造形美を完全に無視したデザイン!
日本アニメでも口が真横についてる?問題はあるけど、それを目でやっちゃったか~。
中国アニメ、ぶっ飛びすぎだろ!

 

でも、よく見るとなんだかカワイイゾ!
引き込まれるというか、、なんかよくわからん可愛さがある・・・

中国ネットで調べてみたら小猪佩奇 (子豚のぺいちー) って名前らしかった。

中国アニメといえば先輩たちがいろいろとやらかしちゃって放送禁止になったのが思い出されるけど、、、火あぶりとかチェーンソーとか。
でもこの子豚ちゃんは問題を起こさずにうまく生き抜いてほしいわ。中国アニメの成長を見守りたいなぁ。

問題を起こしそうなニオイがプンプンするけどね!

 

・・・とか思った5分後には判明してた出自。
イギリス製のアニメなのね。

名前は Peppa Pig

てことは、、もしやと探してみたところ、、、

日本でもディズニーチャンネルや YouTube で見れる!ヤッター!

舌たらずなしゃべり方もかわいいね。

 

カレンダーも買っちゃいました。

 

カワイイネ~

ちなみに、
右下にいる横断歩道みたいなヤツ、シマウマだってよ!

 

 

というわけで、今年もよろしくお願いします。

今年はBorderlands2 Simcity ジョジョ遺産 の3本の攻略を書いていく予定です。
あとダイエット再開する。目標は70kgで!!!!

ボジョレ2018と中国のワイン事情

以前から気になってた中国のワイン事情。

もともとブドウの原産地は中央アジア~中東のあたりで、ワインは何千年も前から飲まれていた。
中国の歴代の皇帝への献上品としても珍重されていたし、シルクロードの交易品のひとつとしても重要な存在だった。

中国のワインについて調べたらざっくりとこんな感じ。
じゃあ歴史があるなら今でも作られてて、美味しいワインが存在するのかな?

 

僕が実際に飲んだ事あるのは中国東北地方のアイスワインだけ。
ドイツのアイスワインと同じように甘くて美味しいデザートワインだった。

 

で、中国ではワインはどういう位置づけにあるのか。
普段どういうものが飲まれていて価格や品種はどんな感じなのか。

というのが気になって、実際にこの目で確認したかったので調べてきたよ。

 

家楽福 (カルフール) にて

カルフールはフランス資本だけどフランスワインに偏ってるといった事はなくスペインやチリといった強豪国のワインもしっかり陳列されてる。
ワイン売場とビール売場の面積は同じ。通路1本の左右、たしか什器6台×2列の合計12台くらい。通路の片側は全て赤ワイン、反対側は全て白ワインとスパークリングワイン、という配置。什器のサイズはおそらく間口1200mmの一般的なタイプ。
だけど中国ワインは少なくて什器12台のうち2台分しかなかった。

 


 

1.品種

ブドウの品種は主にカベルネ、カベルネ・ソーヴィニヨンの2種。
白ワインも品種は少なくてほぼソーヴィニヨン・ブランのみ。
中国ワインも外国ワインも同じで、この3種が中心。
おそらく渋みのあるワインの方が中華料理に合うという事なのか、もしくは単に渋みのあるワインが好まれているだけなのか。
メルローやテンプラニーリョといったさっぱり系・果実味強めの品種もあるにはあるが、ごくわずかで値段も高いものしか置いてない。

 

干紅葡萄酒と紅葡萄酒の2種類がある。
干しブドウのワインといえば、スペイン版貴腐ワインといわれているマラガワインとよく似た製法なのかな?
飲んでみたけど別々の日に飲んでしまったため「マラガワインや貴腐ワインのような甘さは無い。色はブランデーに近い?」程度で違いはあまり分からなかった。大失敗。
今度同じブランド、同じランク、同じ品種で同じ日に2本開けて飲み比べてみようっと。

 

2.価格

日本で一番安くワインを飲もうと思ったらスーパーで3000ml:1300円くらいのものがあって、これだとボトル1本 (750ml) あたりの値段が300円ちょいでかなりオトクになる。
メ●シャン以外のメーカーは安い商品でもブドウの品種をきっちり書いてあるので好きな品種を選べる。

しかし中国の場合、大容量のものは置いておらず、ボトル1本から買うしかない。
一番安いもので25元 (約410円) 程度と、ちょっと高め。しかも1種類しかなく、ブドウの品種はもちろん選べない。

逆に高いものを選ぶのは簡単で、
ラベルに貼ってある★の数を見て5つ星とかのを選べば良い。

仲間内で集まるとか、目上の人に贈るとか、5つ星のものを選んでおけばまあ文句は言われないでしょ。この辺は消費者のニーズをよく理解して商売してるなと思う。日本の会社も真似すれば売上伸びるはず。

 

3.ブレンド

スパークリングワインとボジョレ以外のボトルはボルドー型 (肩が張ってるやつ) が全てで、ブルゴーニュ型 (なで肩のやつ) はごくごく僅かしか見られなかった。
中国ワインの中では写真4枚目の右上のモデル、买1送1 (=1本買ったら1本タダ) って書かれてリボン付けてあるこれだけ。これも解百納 (=カベルネ)

※豆知識
ボルドー型ボトルは数種類の品種をブレンドしたワインで、どれも安定した美味しさが特徴の初心者向け。
ブルゴーニュ型ボトルは1種類のブドウしか使っていないワインで、狙った品種を味わうには良いがブドウの知識が必要になる中級者以上向け。

 


 

まとめと推測

以上のことから、
中国のワイン市場は日本に比べると、、、
ワインが大好きで毎日飲んだり、違う種類のワインを何本も飲み比べて自分の好きな味を探すような人は少なく
「記念日やパーティーで集まって1~2本飲もうかな。集まりの重要性に合わせて値段を選べば良いか」
という感覚でごくたまに飲んでいる人が多いのではないかと想像できる。
そうは言ってもパーティー大好き・お祭り大好きな中国人にとって人が集まって食事をする口実や頻度は相当多い。
奴ら、アメリカ人並みにパーティー大好きだからなぁ。

カルフールが意地になって広いワイン売場を作ってるだけで、売上自体は低そう・・・
なんて思っていたけど、意外に売上はあるのかもしれない。
ビールや白酒には勝てないだろうけどね。

 

で、一見遅れてるような、それでいて実は独自の進化を遂げているような、そんな中国のワイン市場だけど

ひとつすごく良い点を見つけた。

 

それは、

 

なんと、

 

 

過去のボジョレが残ってるw

 

日本だとボジョレはさっさと売り切ってしまうので、何年か前のを今飲みたいと思っても、通販で高い送料払って取り寄せるか、もしくはエノテカとか行かなきゃ買えない。
中国は売れ残ったボジョレがそのまま放置 展示されていて
“今世紀最高” とか言いたい放題のキャッチコピーwが付いた2015年物
だって今日飲もうと思って店に行けば買える!
「今日は2009年の気分かな~」とか、意味不明な動機で買って帰ることもできる!
それもちゃんと当時の価格のまま放置 展示されてて、変なプレミアついてない!

 

ちなみに、、、

ボジョレのキャッチコピーが異常とかで面白がられてるんだけど、あれは年数だけでも覚えておくと将来役に立つ時が来るかもしれない。
あれはボジョレの出来だけじゃなくて、その年のブドウの出来の良さも含まれてる。
だから3年連続で良い出来だった2009年、2010年、2011年と、あとは2015年。この4年分くらいは別に覚えても損はないでしょ。
日本人にとって2011は印象に残ってる数字だし、、、
この数字がラベルに貼られてればボジョレ以外のワインでもだいたい美味しいはず。
ウンチク垂れて先輩や上司を黙らせる事もできるはず。

 


 

今年のボジョレ

 

中国で買ったのは300元 (約4900円) もする高級品 (これが最安)
美味しかったけど、なんか旅行中だし料理できなかったし雰囲気出なかったなあ。

クリスマスにチキン焼いてやり直そうっと (理由を付けてチキンを焼きたいだけの男)

 

あと中国ワインを知るカギは干紅葡萄酒が握ってると思った。
次回はマジで飲み比べるぞっ!!

 

ああ、あと、中華料理はワインと合うw
信じられないくらい合うのがいくつかあった。

 

最後、言いたいことが渋滞しちゃったけど、まあこんな感じでした。

おわり。

とんこつ in 中国バーガーキング

汉堡王はやればできる子!

以前、汉堡王 (中国のバーガーキング)で普通のコンボが830円もした件のイメージを払拭する低価格コンボを発見!
パティが2枚のワッパー・ポテト・コーラのコンボで22元 (約360円)
同じ22元ならマクドナルドの方がソーセージ2本増えるからオトクなんだけど、バーガーキングでこの値段は無いからね!

 


 

お店に入ると急にパティ3枚のワッパーが食べたくなったので、注文したのは

パティ3枚のワッパー・ポテト・コーラのコンボ。29元 (約480円)
チキンナゲット7元 (約110円)

の合計36元 (約590円)

こんな感じ。

 

よく見たらパティ3枚だけじゃなくチーズも3枚入ってるね!
これのコンボで29元は本当にオトク!マクドナルドを超えた!?

でもレシートをじっくり見るとナゲットの7元 (約110円) は高い気がするなあ。
今度からサイドメニューの注文はやめようかな。

てかそもそも麺料理とか地元のサラリーマン向けのお店は1食10元 (約160円) で満腹がデフォだから、外資のハンバーガーはやっぱり割高だしなあ。

 


 

まあでもおおむね満足だったと思う。
前回のが高過ぎたから・・・。

とんこつ in 中国マック

前回バーガーキングがめちゃくちゃ高かった件で中国の物価上昇を実感してたんだけど、TVCMで22元 (360円) の美味しそうなコンボをやってたのでマックへ突撃!!

中国のマックはよく考えたら初めてだわ。
日本のマックもこの10年で1回しか食べてない。
20代前半の頃は月に10回以上通ってたけど、30代になってからは全然。

 

中国のマック、今回食べたメニューはこちら。

パティ2枚とソーセージ2本のバーガー・ポテト・コーラのコンボ
鶏肉の丼
チキンナゲット
で44元 (720円)

それぞれこんな感じ。

写真がひどいw
このパティ2枚とソーセージ2本のバーガーはかなり美味しかった。
マスタードベースのソースで酸味が効いていて、ピクルスもケチャップも無しでいける。


ひき肉しか入ってねーじゃねーか!
という気はするけれども♪

 

鶏肉の丼は中国風に煮込まれてる。
チキンナゲットみたいなすり身肉じゃなく、もも肉が乗ってるのが嬉しい。

 

ナゲットはソースが中国オリジナル。
パッケージに書かれている通り、甘くて酸っぱい。
初恋の味かw

 


 

ソーセージバーガーがまた食べたくなったので2日続けて来店。

今回は
鶏もも肉のマックリブ (写真なし) と
骨付き鶏もも肉の唐揚げを注文してみた。

 

コーラのボトルくらい大きい、骨付き肉の唐揚げ。
大きさ全然分からん写真になっちゃってるけど。
衣がかなりのザックザク食感で下手すると歯ぐきイッちゃう固さ。
普通の唐揚げ屋さんでもたまにあるよね。マックでは珍しいんじゃないかなと思った。
味は普通かな。

マックリブは写真忘れたけど、こちらも昨日の鶏丼と同じようにもも肉がまるっと入ってて嬉しい感じ。
日本のマックだとチキン系はナゲット肉になるから、まるっと入ってるのは珍しいよね。
味は普通かな。

まあ、おおむね満足でした。

 

それよりもこの10年に1回しかマクドナルドで食べてない人間の意見なんだけど、ハンバーガーに使われてる肉が国によって違う気がする。
日本のはアブラが多くて肉の味が薄い。中国のはアブラが少なくて肉の味が濃い。

で、ふと経済番組とかでオージーが「サシの多い和牛を食べなれてる日本人には、脂身を多くした牛肉を出荷してる」って言ってたのを思い出した。
これマクドナルドが輸入してる契約農家の肉も脂身が多いのは日本に、そうじゃないのは日本以外の国に、ってなってるんじゃない?

ということは、、、
海外旅行する際にマクドナルドでご当地バーガー食べるのが楽しみっていう人、たまにいると思うんだけど、
ご当地バーガーだけじゃなくてハンバーガーやビッグマックなんかのレギュラーメニューを食べてみるのも良いかもよ?
食べなれてるハンバーガーも国によって味が違うはず。

とんこつ in 蘭州拉麺

蘭州拉麺のお店


中国でラーメンといえば蘭州拉麺のことを指す、というくらいメジャーな存在。
中国ラーメン界の最大ジャンルです。
ジャンルっていうと、日本だとしょうゆラーメンかとんこつラーメンか、みたいな。それくらいの大分類のところにある名前です。
だから同じ蘭州拉麺でも店によって味は全く違うし “牛骨スープで薄切り牛肉と香菜を上に乗せる” 程度のお決まりパターンはあるものの、アレンジも店や地方によって完全に自由。

「だし汁に牛肉と香菜が乗ったラーメン?どうせタイやベトナムの米麺料理と大して変わらんだろう」

と思って敬遠してましたが大間違い。
実際に、かつて蘇州で姉と食べた蘭州拉麺は全然大したことなくて
「フォーとは麺が違うなあ~」程度の違いしか感じられなかったんですが・・・。
(蘇州は蘇州麺の方が強く、実力のある職人は蘇州麺屋に行ってしまうのかも?)

ところが、今回見つけたお店はその時の蘭州拉麺のイメージを覆すには十分すぎる味で、僕が今までの人生で食べた麺料理ランキングのベスト5には入るだろうというレベルでした。

 

 

今回、2回行ったお店がこちら。

何気なく歩いていると、ひどい路駐を発見しまして。
路駐アンド路駐のひどい路駐。片側3車線の道路の2車線を潰すほどの路駐祭り。
で、この路駐の正体は何者かというと、タクシーでした。
タクシー運転手がお昼ご飯を食べに来ている路駐だったわけで。

 

その時突如、頭に降ってきたのがこの言葉・・・

「タクシー運転手は美味しいお店を知っている」

そうだ!ここで食べよう!
という事で入ってみると、回族 (イスラム教徒) の人達がやってるきちんとした清真 (ハラルフード) のお店で、店内はとても清潔。黒い石のテーブルがすごくおしゃれでした。
基本のメニューは拉麺、拌麺の2種類で、肉追加・香菜追加・麺大盛りなどで値段が変わります。
拉麺8元/大盛り10元 (約130円/160円)
肉追加15元/大盛り17元 (約250円/280円)
程度の良心的な価格。
それと別に羊肉串と拌菜があり、串は1本2元、拌菜はだいたい12~15元程度でした。
羊肉串がまた美味しいんですが清真のお店なのでお酒が飲めないのが残念。

 


 

牛肉加拌面 15元 (約250円)

麺は腰があってシコシコした食感。なのにもっちり感もあって、その食感がなめらかな舌触りと相まってかなり美味しいです。
手打ちなので麺は1本につながっていて、毎回噛み切る必要があります。
具は薄切り牛肉とキュウリ、トマト。ダシ汁・辣油・少しの香草が混ざって良い香りがしています。ベースは蘭州拉麺のまぜ麺だけど、トマトとキュウリが入るとたちまち中央アジアに近付くような、西方の味付けになりますね。

食べて感じるのはこの店の料理は辣油がくせ者だということです。
辛みは弱くほとんど感じません。しかし香りとうまみがやたらと強い特別製で、どうやって作ったのか本当に気になります。

写真を撮り忘れましたが、細切り湯葉と野菜の伴菜も注文してまして。
これも恐ろしいほど美味しくて、やはり辣油が味の決め手になっています。
こんな辣油食べた事ない。売ってほしいです。

そんなこんなで、美味しくて安くて量も多くて。相当満腹になりました。
僕がのんびり食べている間にもタクシー運転手がひっきりなしに訪れていて、人気のほどをうかがい知ることができました。
こんなに美味しけりゃ、そりゃあ路駐渋滞ができるのも当然です。

 


 

牛肉加面 15元 (約250円)

あまりにも美味しかったのでまた来店。
帰国前日、中国最後の昼食はこの店を選びました。
外がマイナス11度と超寒かったので温かいスープの蘭州拉麺。

麺は相変わらず腰のあるシコシコ麺で美味しいです。
スープは牛のだしがしっかり効いてて、でも臭みとかは無く、うまみは強いのにあっさりと食べられます。
そして熱々のスープが冷えた体に染み込んでいく幸せ。

今度はサイドメニューの写真も撮ったので紹介。
これは土豆拌丝 (細切りじゃがいもを辣油とタレで混ぜた料理)
やっぱり辣油が決め手になっていて、何度も食べた事のあるメジャーな料理なのに初めて食べる味になっています。
全く辛くなく、香辛料の風味が完璧に引き出されてラー油の中に溶け込んでいます。唐辛子・香辛料の苦味や嫌な感じはなく、香りとうまみだけが口から鼻を突き抜けていく、唯一無二の辣油でした。

これがテーブルに置かれている辣油。
ラーメンにも入れてみたところ、やはり香りとうまみがさらにアップしました!
たぶん厨房で使ってる辣油とはまた違うとは思いますがそれでも十分美味しいです。

 


 

蘭州拉麺については、今回の旅行の外食における最大の発見で、こんなに美味しい店がある事を初めて知りました。
これでもすでに十二分に美味しいですが、本場の蘭州拉麺はどんなものかと興味がわいてきたので来年か再来年、近いうちに食べに行ければ良いなあと思っております。