ボジョレ2018と中国のワイン事情

以前から気になってた中国のワイン事情。

もともとブドウの原産地は中央アジア~中東のあたりで、ワインは何千年も前から飲まれていた。
中国の歴代の皇帝への献上品としても珍重されていたし、シルクロードの交易品のひとつとしても重要な存在だった。

中国のワインについて調べたらざっくりとこんな感じ。
じゃあ歴史があるなら今でも作られてて、美味しいワインが存在するのかな?

 

僕が実際に飲んだ事あるのは中国東北地方のアイスワインだけ。
ドイツのアイスワインと同じように甘くて美味しいデザートワインだった。

 

で、中国ではワインはどういう位置づけにあるのか。
普段どういうものが飲まれていて価格や品種はどんな感じなのか。

というのが気になって、実際にこの目で確認したかったので調べてきたよ。

 

家楽福 (カルフール) にて

カルフールはフランス資本だけどフランスワインに偏ってるといった事はなくスペインやチリといった強豪国のワインもしっかり陳列されてる。
ワイン売場とビール売場の面積は同じ。通路1本の左右、たしか什器6台×2列の合計12台くらい。通路の片側は全て赤ワイン、反対側は全て白ワインとスパークリングワイン、という配置。什器のサイズはおそらく間口1200mmの一般的なタイプ。
だけど中国ワインは少なくて什器12台のうち2台分しかなかった。

 


 

1.品種

ブドウの品種は主にカベルネ、カベルネ・ソーヴィニヨンの2種。
白ワインも品種は少なくてほぼソーヴィニヨン・ブランのみ。
中国ワインも外国ワインも同じで、この3種が中心。
おそらく渋みのあるワインの方が中華料理に合うという事なのか、もしくは単に渋みのあるワインが好まれているだけなのか。
メルローやテンプラニーリョといったさっぱり系・果実味強めの品種もあるにはあるが、ごくわずかで値段も高いものしか置いてない。

 

干紅葡萄酒と紅葡萄酒の2種類がある。
干しブドウのワインといえば、スペイン版貴腐ワインといわれているマラガワインとよく似た製法なのかな?
飲んでみたけど別々の日に飲んでしまったため「マラガワインや貴腐ワインのような甘さは無い。色はブランデーに近い?」程度で違いはあまり分からなかった。大失敗。
今度同じブランド、同じランク、同じ品種で同じ日に2本開けて飲み比べてみようっと。

 

2.価格

日本で一番安くワインを飲もうと思ったらスーパーで3000ml:1300円くらいのものがあって、これだとボトル1本 (750ml) あたりの値段が300円ちょいでかなりオトクになる。
メ●シャン以外のメーカーは安い商品でもブドウの品種をきっちり書いてあるので好きな品種を選べる。

しかし中国の場合、大容量のものは置いておらず、ボトル1本から買うしかない。
一番安いもので25元 (約410円) 程度と、ちょっと高め。しかも1種類しかなく、ブドウの品種はもちろん選べない。

逆に高いものを選ぶのは簡単で、
ラベルに貼ってある★の数を見て5つ星とかのを選べば良い。

仲間内で集まるとか、目上の人に贈るとか、5つ星のものを選んでおけばまあ文句は言われないでしょ。この辺は消費者のニーズをよく理解して商売してるなと思う。日本の会社も真似すれば売上伸びるはず。

 

3.ブレンド

スパークリングワインとボジョレ以外のボトルはボルドー型 (肩が張ってるやつ) が全てで、ブルゴーニュ型 (なで肩のやつ) はごくごく僅かしか見られなかった。
中国ワインの中では写真4枚目の右上のモデル、买1送1 (=1本買ったら1本タダ) って書かれてリボン付けてあるこれだけ。これも解百納 (=カベルネ)

※豆知識
ボルドー型ボトルは数種類の品種をブレンドしたワインで、どれも安定した美味しさが特徴の初心者向け。
ブルゴーニュ型ボトルは1種類のブドウしか使っていないワインで、狙った品種を味わうには良いがブドウの知識が必要になる中級者以上向け。

 


 

まとめと推測

以上のことから、
中国のワイン市場は日本に比べると、、、
ワインが大好きで毎日飲んだり、違う種類のワインを何本も飲み比べて自分の好きな味を探すような人は少なく
「記念日やパーティーで集まって1~2本飲もうかな。集まりの重要性に合わせて値段を選べば良いか」
という感覚でごくたまに飲んでいる人が多いのではないかと想像できる。
そうは言ってもパーティー大好き・お祭り大好きな中国人にとって人が集まって食事をする口実や頻度は相当多い。
奴ら、アメリカ人並みにパーティー大好きだからなぁ。

カルフールが意地になって広いワイン売場を作ってるだけで、売上自体は低そう・・・
なんて思っていたけど、意外に売上はあるのかもしれない。
ビールや白酒には勝てないだろうけどね。

 

で、一見遅れてるような、それでいて実は独自の進化を遂げているような、そんな中国のワイン市場だけど

ひとつすごく良い点を見つけた。

 

それは、

 

なんと、

 

 

過去のボジョレが残ってるw

 

日本だとボジョレはさっさと売り切ってしまうので、何年か前のを今飲みたいと思っても、通販で高い送料払って取り寄せるか、もしくはエノテカとか行かなきゃ買えない。
中国は売れ残ったボジョレがそのまま放置 展示されていて
“今世紀最高” とか言いたい放題のキャッチコピーwが付いた2015年物
だって今日飲もうと思って店に行けば買える!
「今日は2009年の気分かな~」とか、意味不明な動機で買って帰ることもできる!
それもちゃんと当時の価格のまま放置 展示されてて、変なプレミアついてない!

 

ちなみに、、、

ボジョレのキャッチコピーが異常とかで面白がられてるんだけど、あれは年数だけでも覚えておくと将来役に立つ時が来るかもしれない。
あれはボジョレの出来だけじゃなくて、その年のブドウの出来の良さも含まれてる。
だから3年連続で良い出来だった2009年、2010年、2011年と、あとは2015年。この4年分くらいは別に覚えても損はないでしょ。
日本人にとって2011は印象に残ってる数字だし、、、
この数字がラベルに貼られてればボジョレ以外のワインでもだいたい美味しいはず。
ウンチク垂れて先輩や上司を黙らせる事もできるはず。

 


 

今年のボジョレ

 

中国で買ったのは300元 (約4900円) もする高級品 (これが最安)
美味しかったけど、なんか旅行中だし料理できなかったし雰囲気出なかったなあ。

クリスマスにチキン焼いてやり直そうっと (理由を付けてチキンを焼きたいだけの男)

 

あと中国ワインを知るカギは干紅葡萄酒が握ってると思った。
次回はマジで飲み比べるぞっ!!

 

ああ、あと、中華料理はワインと合うw
信じられないくらい合うのがいくつかあった。

 

最後、言いたいことが渋滞しちゃったけど、まあこんな感じでした。

おわり。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください