ザ・ウォールの過小評価がひどい

ザ・ウォール観てきた。

僕がダグ・リーマン信者ということを除いたとして、
冷静に考えて、

この映画は100点!

間違いなく★5つあげる!
週末の予定を今すぐキャンセルして観に行く価値のある映画だーッ!!

 

忘れてた。ダグ・リーマン監督の本性

まず、これは無敵の米兵が大活躍する冒険映画ではありません。スナイパーとスナイパーの戦いです。
ここ重要ね。

なんか米兵モノだと勝手に思い込んで期待してなかった。
完全に忘れてた。

Mr&Mrsスミスとかジャンパーとかオールユーニードイズキルとかで薄まってたけど、そういえばこの人の映画はリアルさが一番の強みだった。
例えばジェイソンボーンシリーズのカーチェイス。どこまで逃げても永遠に追いかけてくる白バイとか、運転してた恋人が何の前触れもなくスナイパーに撃ち殺されるとか、とにかく「ああ、その道のプロと戦うっていうのはこういう事なんだな」という映像を見せてくれる監督だった。

で、今回はスナイパー対スナイパー。
面白くないはずがない。

 

設定概要

イラク戦争中、石油パイプラインの建設現場で人が狙撃されてるから確認しに行けという命を受けた米兵のスナイパー2人組が建設現場へ。
そこで隠れて20時間監視。何も起きないので様子を見に行ったところ撃たれて、、という内容。

相手はこちらの姿が見えたら確実に撃ってくるし(きちんと当ててくる)こちらのスナイパーも相手の場所さえわかれば撃ち殺せる技術がある。
壁一枚を隔てて、相手は今何発撃ったか、撃たれてから銃撃音が聞こえるまで何秒だったか、何km離れていて、どの程度の高さから狙ってくるのか、等々を必死に考えながら相手の隠れている場所を探す。観てる側もどこかにヒントはないか、どこかにヒントはないか、と主人公と一緒になって探してしまう。
こんな感じの映画。

タランティーノ作品ばりに会話が続くので観る人は選ぶかもしれない。
ただまあ、たしかに会話シーンは長いけれど、それよりも「お互いに正確な場所さえわかればいつでも殺せる」という息詰まる状態での頭脳戦、心理戦。これはジョジョの戦闘シーン (映画版じゃないよ!) に近いものがあってかなり見ごたえがあった。
ジョジョ好きな人なら分かってもらえると思う。

 

ラスト

ラストは賛否あるだろうけど、僕はあのエンディングで良かった。

何度も言うけど、スナイパー対スナイパーの映画だから。

敵のスナイパーなんか最初から最後まで声の出演しかしてないからね。
エンドロールに敵スナイパー役の名前が出てた時は何かのジョークかと。

 

そういえばバリー・シールの公開日が決定したね。
10月21日!

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