4月ファーストデイ

4月は奇跡の1日4本!
ここまでぴったりハマると気持ちが良いね!

なんでこんな苦行をしようと思ったのかは謎。
でも今回は作品のチョイスが良かったのかさほど疲れなかった。

 


 

ペンタゴン・ペーパーズ★★★★★ 80点

メリル・ストリープ演じるワシントン・ポストの女性社主が主人公。
彼女が相続した新聞社は経営難で資金調達が問題となっていた。まだ男尊女卑の根強い時代で、女性社主は他社や銀行、社内の幹部からもナメられていて資金調達も自分の意見を通す事もうまくできない。
そんな中トム・ハンクス演じる編集主幹が入手した、ベトナム戦争についての真実を記したマクナマラ文書 (ペンタゴン・ペーパーズ) の公開を巡ってゴタゴタがおきる。
自分に都合の悪い報道をする新聞社を潰そうとする政府。
会社を守るために報道しないよう勧める幹部と顧問弁護士。
報道の自由を守るために戦おうとする編集部の記者たち。

そんな中で彼女がとった行動は・・・?
という内容。

ペンタゴン・ペーパーズの話は実話なのでググれば全部書いてあるよね。
右傾化しつつあるこの時代に報道の自由や国民の知る権利を巡っての映画っていうのは、まあもう慣れたというかまたかって感じなんだけど、スピルバーグ監督の独特のバランス感覚で説教臭くないし「お前らメッセージ読み取れよ!」感もない。
題材は文書だけど女性社主の成長を主軸に置いてあるからなのかな。それでいて新聞を作ってる人たちの頑張りや国民に伝えようとする姿勢も伝わってくるし。かなり良かった。
観終わった後、新聞契約しようかと思っちゃうくらい良かった。
この映画、新聞各社はもっと宣伝した方が良いよ。新聞の売上は確実に伸びるはず。
特に日本人からすれば今はすごいタイミングがピッタリだし。

話変わるけど、今回トム・ハンクスの奥さん役だったサラ・ポールソンって不幸そうな女性役が似合うよね。レギュラーのアメリカンホラーストーリーでもずっとそんな感じじゃん。アメリカ版木村多江って感じ。

 


 

レッド・スパロー★★★★★ 90点

かなりエグい&エロいシーンが多い女スパイ映画。
チ〇コは普通に出てた。勃起してなければ出して良いのか!?

この映画のすごいのは、主人公がハニートラップを仕掛ける女スパイってこと。
ソルトアトミック・ブロンドも良かったけど、女性が男性の真似をしてるスパイ映画じゃなく、秘密道具やスーパーアクションが自慢のスパイ映画でもなく、女性の武器だけを使ってスパイしに行くっていうのが印象的。
ただこの映画は明るく「私が主人公よ!」って内容ではなく、かなりしっとりしたラブストーリーに仕上がってる。

祖国のためにハニートラップを仕掛けに行くんだけど主人公側も病気の母親のために仕方なく行くし、敵国のスパイがイケメン (ロシア人から見ればイケメンらしい) で、相手の気を引くためにやってる行動が作戦なのか恋心なのか分からない。祖国のスパイ幹部たちも敵国のスパイも分からない。だから結果が全て。失敗or裏切りなら即死刑。

そんな中で彼女は誰のために働いているのか。親のために祖国に残るのか。恋のために祖国を捨てるのか。みたいな事を感情移入しながら観てた。
女性特有の武器っていうと美しさや色気ばかりに目が行きがちだけど、実は心の強さや忍耐力もすごく強い武器だよね。そういうのも表現されててすごく良かった。
最後の電話のシーンはかなりグッときた。思い出しても涙が・・・。

読んだ事ないから知らんけど、ハーレクインに近い?
設定がっつり作りこんでて、男性中心の社会で翻弄される女性主人公が自分の生き方を模索して強く生きていく内容。
でも別に説教臭くは無いし、スパイものだけど難し過ぎないし、ちゃんと答え合わせもあるから難しいの苦手な人でも安心して観に行ける。大人の女性のための映画。
男性は彼女と一緒に行くなら良いけど一人で行くと飽きるかも。飽きるというか主人公があまりにも不遇すぎてとてもじゃないが見てられない。

原作は3部作らしい。ラストあの展開で続編作れるのかな。

 


 

トレイン・ミッション★★★★★ 80点

リーアム・ニーソン、、、また妻と子供を人質に取られたのか。
もう平成のチャールズ・ブロンソンの地位を確立しつつあるね。

10年間毎日使ってる通勤電車で突然女にゲームを持ちかけられ、金を受け取るとなんだか大変な事に巻き込まれたようで・・・。
という出だしで話が進んで行き、特徴としては全編通して疑心暗鬼とヒント探しに溢れててデビット・フィンチャー監督のゲームに近くて楽しい。
敵がどこから見てるかわからないのに確実に見張られてる不気味さと、毎度毎度先手を打ってくるあの感じね。
後半はアメリカお得意の正義感を振りかざしていくんだけど、まあリーアムだからいっかって感じ。電車脱線のシーンとか映画館の全方位スピーカーだからこその大迫力で楽しかった。

使ってるスマホが Lumia 930 だったのも良かった。
950かな?と思ったけど背面パネルの質感は間違いなく930だ。おじさん達に最新機種を持たせてないのがリアルで良いね。
ミッションインポッシブル:ローグ・ネイション007 スペクターでもスマホは Lumia 930 だったよね。
去年水没させるまでは僕も2年半くらい使ってたんだ。

 


 

トゥームレイダー ファースト・ミッション★★★★★ 80点

おなじみララ・クロフトの前日譚。

古代日本・邪馬台国をまじないによって支配した女王卑弥呼。
彼女は家臣の裏切りに合い生きたまま無人島へ幽閉された。
が呪いの力でまだ生きており、彼女には世界を滅ぼす力がある。

人類の支配を望む組織が卑弥呼の呪いの力を狙っており、それを止めるために卑弥呼の島へと渡ったララの父親。
7年後、もうずっと行方不明で、死んだと思われている父親を捜しに行く。

呪われた女王って、、、ザ・マミーを彷彿とさせる敵設定じゃない?
でもこちらはご都合主義で無敵の米兵は出てこないからご安心を。

ちゃんとトゥームレイダーしてる。
アクションというかアクションさせられるアレね。
パズルするんじゃなくパズルさせられるアレ。
あの焦り感とかヒント出されて答えを一緒に考える感じがよく出てた。
トゥームレイダーシリーズ好きはもちろん、インディ・ジョーンズシリーズとかグーニーズとか好きな人は間違いなく楽しめる作品。
北欧の監督ならではのアクションの肉感も好きだわ。

ララ役のアリシア・ビカンダーも、アンジーとは似てるけど違ったララを表現してる。
まだ未熟ながらも頑張るララって雰囲気ですごく良かった。

 

 

そんな感じ。
GWはレディ・プレイヤー ワンで決まりだよね。
新旧様々なコミック・アニメ・ゲーム・映画からキャラクターやメカ・ガジェット類が出演してて、オタクであればあるほど楽しめる。
トレイラーでは、日本の作品だと金田のバイク、春麗、ガンダムが確認できる。
パンフレットも買って読み込みたい作品だね。

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