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作ってみた:百夢多カレー

中国のカレールウが手に入ったので作ってみた。

今回は百夢多カレー味。
つまり、ハウスバーモントカレー。

中国版はどんな味なのかっ!?

今まで作ったのはカレーの歴史が浅い中国の会社だったから、味は正直ちょっと・・・。
でもハウス製のカレーは日本で売られてるそのままの味なんじゃあないか?
または中国人向けの “中華カレー” として新時代を作っているのかもしれない!

とにかく期待!

 


 

作ってみる

 

ん?なんだこの違和感は?

「4皿分・・・?」

 

裏面を確認したら、たしかにルウが4つに分かれるようになってる。

カレーの歴史が浅い中国、家族の中でカレーを食べたいのが子供だけの可能性もあり、パッケージとしては4皿分なんだけど「実質1皿分から作れるようになっている」というところなのか?
と思って昔の写真を見返してみたら、中国他社のカレールウも8人前で8分割になってた。
中国のスタンダードなのかもね。

日本のはどうだっけ?
まあ日本は家族全員「今日はカレーだ!ヤッター!」
がデフォなので、そんなちまちま分ける必要もないよね。
8皿分と15皿分くらいに分けときゃ十分。カレー食べたい!

 

さっそく炒めていくよ~。
今回は定番の牛肉・じゃがいも・玉ねぎ・ニンジンの具にしておいた。
ステーキ用の肩ロースが安かったので。

この時点で今まで作ってきた中国カレー達より有利だという指摘は甘んじて受け止める。

 

カレールウを投入するよ~。
普通にうまそう。

今までの、中国カレーのルウを入れた時の

 

 

「・・・?」

 

が一切ない。
見た目もにおいもうまい。

昔ばあちゃん家で作ってくれたカレーを思い出す安心感。
(何でもかんでもばあちゃん家って言ってコメントから逃げてるわけではない・・・)

 

あ、あと4皿分だからなのか、日本のカレールウよりも明らかに溶け方が早かった。
気のせいではないはず。スッと溶けてなくなった。

 

皿に盛ったところ。

なんの文句もないですね!

 

 


 

結果

 

評価 100点

理由:これが中国で食べられるなら、十分中国に住めるっしょ!

感想:まったく、普通の、日本の、バーモントカレー!
仕事で中国に駐在してる方や、中国人と結婚して中国で住んでる方など、自由に日本に戻れない人の心の支えの一つになりうる味でした。
厳密には中国人向けに何か変えてるかもしれません。水の硬度も違うし何かしらの企業努力はあると思います。
でもスパイスが慣れ親しんだ味じゃないとか、うまみの方向性がイマイチ違うとか、そういう違いは気付きませんでした。

中国に住んでる日本人は、日本で売ってるバーモントカレーと中国の百夢多カレーなんかとっくに食べ比べて味の違いも気付いてるかもしれないけど。
まあとにかくこれが売られてたらどこででも生きていける気がしました。

 

 

きれいな並びしてるだろ。
ウソみたいだろ。
一面ハウスなんだぜ。
下のレトルトまで。

作ってみた:印度風カレー

以前の日記で紹介した中国のカレー、実際に作ってみたシリーズ第3弾。

台湾風味編は こちら
馬来西亜風味編は こちら

 

今回はインド風味。楽しみだなぁ。

さて、中国のインスタントインドカレーとはどんなものなのか?
作る前にまずは味の予想から!

 

3択--ひとつだけ選びなさい

答え1.中華料理の良さとインド料理の良さを備えた極上のカレー!

答え2.日本でもおなじみになりつつある本格的なインドカレー!

答え3.過去2つのカレーと同じ味。現実は非情である。

 


 

作ってみる

 

今回のメイン食材は牛すじ肉。
糖質制限中のためじゃがいもは入れずに挑戦。


片方で炒めて、片方で牛すじを煮る。
煮こぼすと味が薄くなる気がするので10分かけてアク取り。


アク取り後、1時間煮た牛すじがこちら。


炒めた具材と合わせて、ここから30分煮るよ。
前回までの失敗により、レシピに書かれてる水の量は完璧に無視。
日本のインスタントカレーと同じ比率にしたよ。


こちらが30分後。水分量が少し減った。
どうせこのルウも薄味だろうから水は追加せずにこのまま続行。


カレールウ投入!


完成!
ずいぶん黄色いね。
てか、過去2つのカレーと全く同じに見えるんだけど?

 


 

結果

 

評価 30点

 


過去2つのカレーと同じ味。しかもまずい。現実は非情である。

 

箱に描かれた材料とレシピがどれも同じなのに劇的に変わるはずはなかった。
初回の台湾風と特に似てて、99%同じ味。カレールーを2片溶かした瞬間に嫌な予感しかせず「この残りのルウを今すぐ全部捨てて S&B のゴールデンカレーを溶かすべきでは?」と結構真剣に悩んだよ。
不味いなら不味いでネタになるからなんでも良いんだけどね。

しかし、じゃがいもを入れなかったからメーカーの考える “美味しいインドカレー味” にならなかったという可能性もある。いや、さすがにそれはないか。
それにしても牛すじのうまみが溶けだしたスープでこんなに不味くなるのは犯罪だ。
いや、ちょっと待って。
インドカレーなのに牛を使った僕への天罰なのかも???

 

でもまあ、インド風は「カレーの歴史10年程度の国のメーカーが作るにはハードルが高すぎるんじゃあないのか」と予想してた部分はあったので、諦められる。
さあ、次行こう。次。

 

残ってるのは日本風とタイ風。
日本風はバーモントカレーをパクって作ってる可能性があるので、まあそんなに不味くはないんじゃないか。期待できる。
タイ風はパッケージにカニの絵が描かれてるけどたぶんマッサマンカレーと予想。なら不味く作る方が難しいはず。期待大。

 

 

2017/11/16 83.9kg
自転車で2時間半、国道をぶっ飛ばすという修行中。
現在のペースが続かなければ11月の目標達成は厳しい・・・

作ってみた:馬来西亜風カレー

以前の日記で紹介した中国のカレー、実際に作ってみたシリーズ。

台湾風味編は こちら

 

今回はマレーシア風味。
マレーシアでカレーといえば想像されるのは3つ。

1.
まずはマレーシア料理代表、ラクサ。
カレー味の麺料理。麺料理だけどカレー味。
写真も海鮮っぽいし、可能性は一番高いかも。

2.
CNN 「世界の美味しい料理 2011」第1位に選ばれたマッサマンカレー。
マッサマンはイスラム教徒のことで、イスラム教徒の多いタイ南部で食べられてるカレー。
南部だったらマレーシアから伝播したとか何か関わってるんだろうということは想像に難くない。

3.
マレーシアにも多いインド系住民のガチンコカレー。
でもそれならインド風味で出すはず。でも可能性はある。

 

4.
大穴にして大本命!
「台湾風味と同じ味」
中国のカレー製造技術がそこまで再現できるのか甚だ疑わしい説。

 


 

作ってみる

 

箱の裏面をよく読む。

レシピは、、
1.
熱した鍋に油を少量入れて、肉を炒めたあと野菜を入れて1~3分炒める

2.
水を200ml加え、沸騰したらアクを取り中火で5分煮る

3.
弱火にしてカレールウを溶かし、とろみがつくまで5分煮る

4.
美味しいカレーの完成。ご飯の上にかけて食べてね

ふむふむ、前回の台湾風味と材料作り方ともに同じだな (白目)

・・・実は買ってきた5つの風味、レシピが全部同じ。合理的な中国らしいね。
さすがに原材料はそれぞれ違うみたいなのでちょっとだけ安心。

 

で、レシピは完璧に無視してオリジナルで作ってみるよ。
8人分90gのルウだけど6人分90gで使う。

前回はうまみが弱かったので、手羽元を使うことにする。
野菜も書かれている量の1.5~2倍。
前回ルウ 90g に対して水 1200ml で失敗したので
今回はルウ 90g に対して水は 900ml にしてみる。

 

切ったところ。
手羽元は火が通りやすくだしが出やすいように包丁を刺しておく。

 

まずはあめ色玉ねぎを作っていくよ。

 

ひとまず炒め終わったところ。
バターがなく、カロリー〇〇%オフとかいう健康志向なマーガリンを使ったのでニオイがひどい。
添加物が加熱されたニオイだろうか、バターと全然違う。大丈夫なのか?

 

ま、それはさておき玉ねぎを取り出して手羽元を投入するよ。

 

油が出てくるまで皮を焼くよ!

 

ここに野菜を投入して、鶏の油で炒めるよ。

 

10分ほど炒めて、水を投入したところ。
玉ねぎをこのタイミングで戻す。

 

沸騰したところ。アクを取ってここから40分ゆでるよ。

 

40分後。
なんだこのピンクの汁は・・・。
またせっせとアクとり。

 

火を止めてカレールウを投入。
ルウが溶けたあと、とろみを出すため20分ほど弱火でかき混ぜた。

水は90gに対して900mlでもまだ多かった。
たぶん日本のカレーに比べてとろみを出す成分が少ないんだと思う。
次回は700mlにしてみようかな。

 

で、完成~
今回は昆布だしや鶏だしを追加することもなく、普通に食べられた。
やっぱり箱に書かれてるレシピはおかしい。

 


 

結果

 

評価 70点

 
まず、最初の予想の正解は4 !!
やはり前回とほぼ同じ味!!

ただし、台湾風味より八角が弱くて苦手なスパイス感はなかった。
子供の頃に食べたカレーに追い付いてきてる。
台湾風味に比べると格段に美味しい。

気になったのは、辛さレベル5段階のうちレベル4のくせに超甘々だったこと。
バーモントカレー甘口より甘いのは確実で、カレーの王子様に近かった。
ひょっとするとあの数字はこのカレー単品の辛さを表示したものではなくて
「唐辛子を加えてレベル4まで辛くすると美味しいよ!」
という 目安 を書いてくれていたのかもしれないね。

 

総評として、
今回は食べられる味だったし、箱のレシピを無視して作ればイケるという事がわかった。
次回は水をさらに減らして作ってみようと思う。
残ってるのは日本風、タイ風、インド風。
日本風は最後に残すとして、作るならインド風かなあ。
インドも北部と南部で全然違うカレーだから、味を予想するのが楽しみだ!

作ってみた:台湾風カレー

以前の日記で紹介した中国のカレー、実際に作ってみた。

今回は台湾味。
そもそも中国のカレーを食べた事がないのに、台湾味とか言われても全く想像できないよ。という事で調べてみたら3つのカレーが出てきた。

1.
横浜中華街じゃあ中国カレーなんてのが流行ってるらしい。
これは肉と野菜を炒めて鶏がらスープを加え、S&Bのカレー粉で味付けして水溶き片栗粉でとろみ付けしたら完成。というもので手順はいかにも中国っぽい。

2.
台湾カレーで検索すると辛い肉みそのっけカレーが出てくる。
名古屋めしのド定番、台湾ラーメンから派生したやつっぽくてこれも今ひそかにブームらしい。

3.
台湾在住の方のブログとか見ると、台湾のカレーは昔おばあちゃんが作ってくれてたような黄色っぽいカレーらしい。

 


 

作ってみる

 

箱を開けたところ。
いまのとこ普通のカレールウって感じ。

 

裏面には分量や作り方が載ってる。
右上に載ってる分量は1人分あたり。今回は6人分の予定。

レシピは、、
1.
熱した鍋に油を少量入れて、肉を炒めたあと野菜を入れて1~3分炒める

2.
水を200ml加え、沸騰したらアクを取り中火で5分煮る

3.
弱火にしてカレールウを溶かし、とろみがつくまで5分煮る

4.
美味しいカレーの完成。ご飯の上にかけて食べてね

炒める時間と煮る時間が圧倒的に短い気がする・・・。
ちなみに左側に書いてある18个月ってのは保存期間が18か月ってこと。
中国では賞味期限じゃなく製造年月日が主流なので保存期間が記載されるのが普通。
商品によっては冷蔵〇〇日・常温〇〇日なんて書かれてたりもしてて、すごく合理的。

 

初めて作るのできちんと正しく作るよ。
分量も書かれてある通りにピッタリ計る。

 

切り終わったところ。
新じゃがなので皮はむかず。

 

玉ねぎをあめ色になるまで炒めるとかは無い。
書かれてる通り、肉から炒める。

 

野菜を投入。

 

鍋が小さすぎた。日本の6人分とは違うのか・・・。
上の水をさらに追加しなきゃいけないんだが。

 

大きい鍋に変更。
沸騰させて灰汁と余分な油を取ったところ。
このままレシピ通り5分煮込む。

 

カレールウを投入するよ!

 

なんだか想像よりはるかに汁っぽい・・・。
1人あたり200ml、6人分で1200mlの水だもんね。
日本のカレーは15皿分で1200mlとかだから、この時点で嫌な予感しかしない。

レシピによれば、、、このままとろみがつくまで弱火で5分ほど煮込む。

 

一通り完成したところで味見。

煮込み時間が足りないせいかうま味が足りない。
あとやっぱり水が多すぎて味が薄い。
5分煮込んだ程度ではとろみも生まれなかった。

これは、、、対応力が試されているのか。。。

 

水はそのままで残りのカレールウ(3人分)を投入、さらにリケンの昆布だし(無塩)と中国で買った鶏精(鶏がらスープのだし)でうま味追加。

これでようやく食べれる味になったかな。

 


 

結果

 

評価 40点

理由:香りが日本のと全然違う。あと薄い。汁っぽいのは好きじゃない。

感想:これはこれで、まあアリだと思う。
今ではこってりこくまろ系のカレーが主流だけど、子供の頃に食べてたのはこんな感じだった気がする。
ただやっぱり、汁っぽいのは好きじゃない。

 

次回は本命のマレーシア風味かタイ風味に挑戦するよ!