以前の日記で紹介した中国のカレー、実際に作ってみたシリーズ。
台湾風味編は こちら
今回はマレーシア風味。
マレーシアでカレーといえば想像されるのは3つ。
1.
まずはマレーシア料理代表、ラクサ。
カレー味の麺料理。麺料理だけどカレー味。
写真も海鮮っぽいし、可能性は一番高いかも。
2.
CNN 「世界の美味しい料理 2011」第1位に選ばれたマッサマンカレー。
マッサマンはイスラム教徒のことで、イスラム教徒の多いタイ南部で食べられてるカレー。
南部だったらマレーシアから伝播したとか何か関わってるんだろうということは想像に難くない。
3.
マレーシアにも多いインド系住民のガチンコカレー。
でもそれならインド風味で出すはず。でも可能性はある。
4.
大穴にして大本命!
「台湾風味と同じ味」
中国のカレー製造技術がそこまで再現できるのか甚だ疑わしい説。
作ってみる
箱の裏面をよく読む。
レシピは、、
1.
熱した鍋に油を少量入れて、肉を炒めたあと野菜を入れて1~3分炒める
2.
水を200ml加え、沸騰したらアクを取り中火で5分煮る
3.
弱火にしてカレールウを溶かし、とろみがつくまで5分煮る
4.
美味しいカレーの完成。ご飯の上にかけて食べてね
ふむふむ、前回の台湾風味と材料作り方ともに同じだな (白目)
・・・実は買ってきた5つの風味、レシピが全部同じ。合理的な中国らしいね。
さすがに原材料はそれぞれ違うみたいなのでちょっとだけ安心。
で、レシピは完璧に無視してオリジナルで作ってみるよ。
8人分90gのルウだけど6人分90gで使う。
前回はうまみが弱かったので、手羽元を使うことにする。
野菜も書かれている量の1.5~2倍。
前回ルウ 90g に対して水 1200ml で失敗したので
今回はルウ 90g に対して水は 900ml にしてみる。
切ったところ。
手羽元は火が通りやすくだしが出やすいように包丁を刺しておく。
まずはあめ色玉ねぎを作っていくよ。
ひとまず炒め終わったところ。
バターがなく、カロリー〇〇%オフとかいう健康志向なマーガリンを使ったのでニオイがひどい。
添加物が加熱されたニオイだろうか、バターと全然違う。大丈夫なのか?
ま、それはさておき玉ねぎを取り出して手羽元を投入するよ。
油が出てくるまで皮を焼くよ!
ここに野菜を投入して、鶏の油で炒めるよ。
10分ほど炒めて、水を投入したところ。
玉ねぎをこのタイミングで戻す。
沸騰したところ。アクを取ってここから40分ゆでるよ。
40分後。
なんだこのピンクの汁は・・・。
またせっせとアクとり。
火を止めてカレールウを投入。
ルウが溶けたあと、とろみを出すため20分ほど弱火でかき混ぜた。
水は90gに対して900mlでもまだ多かった。
たぶん日本のカレーに比べてとろみを出す成分が少ないんだと思う。
次回は700mlにしてみようかな。
で、完成~
今回は昆布だしや鶏だしを追加することもなく、普通に食べられた。
やっぱり箱に書かれてるレシピはおかしい。
結果
評価 70点
まず、最初の予想の正解は4 !!
やはり前回とほぼ同じ味!!
ただし、台湾風味より八角が弱くて苦手なスパイス感はなかった。
子供の頃に食べたカレーに追い付いてきてる。
台湾風味に比べると格段に美味しい。
気になったのは、辛さレベル5段階のうちレベル4のくせに超甘々だったこと。
バーモントカレー甘口より甘いのは確実で、カレーの王子様に近かった。
ひょっとするとあの数字はこのカレー単品の辛さを表示したものではなくて
「唐辛子を加えてレベル4まで辛くすると美味しいよ!」
という 目安 を書いてくれていたのかもしれないね。
総評として、
今回は食べられる味だったし、箱のレシピを無視して作ればイケるという事がわかった。
次回は水をさらに減らして作ってみようと思う。
残ってるのは日本風、タイ風、インド風。
日本風は最後に残すとして、作るならインド風かなあ。
インドも北部と南部で全然違うカレーだから、味を予想するのが楽しみだ!